歯科におけるボツリヌス製剤による治療

2016-9-24

*ボトックスとは、米国アラガン社のボツリヌストキシン製剤の商品名です。歯科のHP等で表記できるのは「ボツリヌス治療」「ボツリヌス製剤を用いた治療」といった、一般的な名称になります。

ボツリヌス治療:学会発表データ

 第12回日本抗加齢医学会(横浜:大会長は鶴見大学の斎藤一郎教授)において、発表させていただいた症例のご紹介です(ガミースマイルへのボツリヌストキシン製剤の応用)。上唇拳筋にのみ作用させ、口角を拳上する筋には作用させていませんので、ガミースマイルが解消され、口角が相対的により拳上されています。


*ボツリヌス治療のご相談ができるクリニックはこちら

ボツリヌスセミナー

 歯科におけるボツリヌス製剤を用いた治療には、厚生局への薬監証明の申請すなわちボトックス製剤を輸入する際に、歯科医師免許証の写しと商品説明書、歯科クリニックで歯科医師が歯科治療として行うという旨を明記した必要理由書等を提出して、都度輸入の許可を受ける必要があります。
 
 歯科でできるボツリヌス治療はおおむね下記の症例となります。
・ガミースマイル
・咬筋肥大による噛みしめなどの顎関節症の症状の改善
・翼突筋群の制御
・下顎前歯部舌側傾斜の予防
→当然ですが、額のしわや眉間のしわ等への施術は医師法違反となります。

 法的整合性も含めた実践セミナーを開催しています。詳しくはこちら

ボツリヌス治療関連のおすすめ書籍

ボツリヌス製剤を用いた治療の術式等の教科書として



  歯科とボツリヌス治療について

 ボツリヌス治療最前線は、2005年出版の書籍です。著者の寺本先生は医師ですが、内容の中に、「口腔周囲不随意運動」や「不快な歯ぎしり、食いしばりを治す」といった歯科的な内容も結構含まれています。

 出版された2005年当時は、歯科でボツリヌス製剤というのがどうも輸入許可がされにくかったようで、歯科医ができないボツリヌス治療として挙げられています。

 しかし、近い将来に、歯科医師でもボツリヌス製剤の輸入が可能になれば、こうしたかみ合わせの問題を、歯科医師の新たな治療の選択肢として、また、医科歯科連携の一つの具現化として実現できるのではないかという内容が書かれています。

 今思いますと、まさに2005年当時の考えは、爆発的に広まるという予測もあわせて、そのままあたっていたわけで、現在では、関係各所の働きにより、歯科医師による歯科治療としてボツリヌス製剤の輸入が許可されるようになりました。

 医科の中にも、こんな感じで歯科医師の職域拡大に関して非常に好意的に思ってくださる先生がいらっしゃることは、とても心強いことだと思います。



2014年3月21日、寺本神経内科クリニック(名古屋)にて、寺本純先生と、歯科ボツリヌス治療セミナーの打ち合わせ。
イロイロと技を教わりましたので、またセミナー等でお伝えできればと思います。

美容歯科医療 セミナーのご案内






寺元先生からいただきました、ボツリヌス治療のご案内のパンフレットはこちら
美容目的ではなく、純粋に疾患への治療についてわかりやすく説明してあります。


歯科医院内の掲示に使用していただけるポスターを作成いたしました。
印刷用には、下記リンクからダウンロードしていただけます。
・歯ぎしりが気になる方へのポスターはこちら
・顎関節症とボツリヌス治療はこちら
・筋肉と表情の相関のポスターはこちら
・歯科に特化したヒアルロン酸治療案内のポスターはこちら


*いまさら聞けない咬筋群と表情筋群の一覧と、ボツリヌスによる制御法のまとめの表です。
印刷用は、下記からダウンロードしていただけます。
・咬筋群はこちら
・表情筋群はこちら


*患者様向けの簡単な説明書をご用意いたしました。
印刷用は、下記からダウンロードしていただけます。
・歯科ボツリヌス治療 患者様用説明書はこちら

 

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